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2011.05.20 Friday *** - / / - / -


Thomas Crown Affair
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
¥ 1,734
(2010-12-23)

 Watching Date:110516


「毛」という言葉は字面もそうだが音の響き自体が汚い気がしてしまうのはどうしてなのか。
どうして肌を守るために存在するものを、人は剃って抜いてしまうのか。
剃ったらボディクリームを塗らないと粉が飛ぶほど乾燥してしまうにもかかわらず。
抜く瞬間は本当に痛いし、赤く腫れてしまうことだってあるのにもかかわらず。
その上、お金をかけてレーザー脱毛にいそしむ人は数知れない。

しかし、このまえさんまさんの某教養系番組で「脇毛を脱毛してしまうと女としての魅力が半減してしまう」といったような発言を聞き、見栄えはもちろん大切だけれども、毛は動物として失ってしまってはいけないものなのかもしれない・・・と再考の必要性を感じていたりもするが。

さて、そんな私が「この世の中には濃い胸毛が生える人がいるのだ」と初めて知ったのは、ピアース・ブロスナンをみたときだ。確か007の映画だったと思う。「ゴールデン・アイ」かな?
自分の周りで海とかプールで肌をさらす知り合いの中に毛の濃い人間がいなかったもので、みたときの衝撃は正直自分でも計り知れない。
しかし、その驚きとともになぜだかよだれがたれそうになってしまい、目の前のテレビ画面に映っている毛を自分はいったいどう受け止めているのか、自分がどういう精神状態にあってなにをどう感じているのか、軽いパニックに陥ってしまったのだった。

まあ、そのときにはすでに下ネタは当然のようにしゃべっていたが、小学生で胸毛に男の色気を感じるにはさすがに時期尚早であった。確かに感じているにしても、それを冷静に咀嚼することはできなかったわけである。

ちなみに、私はイギリス周辺の二枚目俳優にしか胸毛に色気は感じない。あしからず。


さてそれ以来、なぜかわからないが3年周期くらいでブロスナンの映画がみたくてたまらない症候群にかかる。一回煙草を吸ってしまうと、やめてしまったとしても匂いをかぐだけで吸いたい衝動にかられるのと一緒かもしれない。やめるのも逃げるのも自由なのに、一度でも味わってしまったら、生まれた川に戻る鮭のように戻ってしまうのだ。

そんなわけで、いまもその症候群に襲われておりいろいろみているのだが、この「トーマス・クラウン・アフェア」は私がブロスナン出演作で自分が一番望んでいるものを味わえる映画だと思った。正直、症候群になる度に日曜洋画劇場で録ったビデオをすりきれるくらいにみていた007シリーズを軽く超えてしまっており、なんで私がこんなにブロスナンが好きなのかわかってしまったのだ。


私がブロスナンが好きな理由として、クールというよりはドライな男性が似合うというのがある。絶対に熱くならない、一時の衝動にかられても、その後は非情なくらいに割り切れるのに、絶対いい男のカテゴリから外れない。だからこそジェームス=ボンドが似合うんだと思うんだけどね。現実では絶対手を出さないタイプの男性だけれど、客観視できるから作品の中の彼に溺れることができる。観賞用の男性としては最高なわけです。

次にあげられるのが、うさんくささ(笑)。これがこの作品をみて気づいた点であるのだが。
なんといっても、端正な紳士であるにもかかわらず、相手の女性からしたら相当イラッとするであろう「すっとぼけたような表情」がたまらなくいいのだ。どこまでも自分をさらけ出すことなく、手の内を明かさない。そんな相手にいい感情なんて抱かないけれど、放っておけないし気になる。信用するに値しない男との駆け引きの中で女が意地になって挑んでいく間に、いつのまにかずぶずぶ男に溺れている。恋愛というのは、女が男にイニシアチブをとられてしまうことを許すか許さないかの瀬戸際で起こっていることなのかもしれないなア。

この作品での彼の役柄は気障で知的で金持ち・・・ドンピシャ!!




あとはまあ、あんだけベッドシーンやってる割になかなか拝めないブロスナンの綺麗なケツがみれるのもプライスレスかもね(笑)。エロいけど本当に映像が綺麗なシーンで、センス抜群。

全体通しての演出やストーリー展開も秀逸。派手さはないんだけど話がよくできているので、もーレネ・ルッソとブロスナンのことしか目に入らないし入れなくていい、そういう作品。
2011.05.20 Friday *** Movie / 01:27 / comments(3) / trackbacks(0)


Seraphim Falls
 Watching Date:20110515


戦争に誰が加害者で誰が被害者なのか、そんな線引きができるのだろうか。
そして加害者とされる人間はそこで起こったすべての責任を負うことができるだろうか。
人を裁く法律ではつぐないきれない、癒すことのできないものを、人はどう受け入れるべきなのだろうか。

いくつもの疑問が頭をよぎって渦巻いた。
考えてたどりついたのは、答えではなくどう決着を付けるかで。
簡単に言えば、自分で納得するまであがいて、ふんぎりをつけること。
そこまでしないと、人間は次には進めない。
ただ、その次があるかどうかは別として。

そんな話だと自分の中で理解することにした。


それにしても、リーアム・ニーソン渋すぎる!
感情が抑制された中に、家族を殺された憎しみとその気持ちが長い時間の中でどうしようもなくなってきている感とが入り乱れて体の疲労とともにポツポツと見え隠れし始めるところが私としてはポイントでした。
あまり動きで魅せる俳優さんじゃないから、そこを余すところなく味わえる映画でよかったなア。

ピアース・ブロスナンは絵的に美しくなくてもこんな繊細な演技で魅せることができるんだ、と今更ながらに驚いた(笑)。ラブシーンなくても全然いいじゃーんみたいなww
分別のある人間故に優しすぎて非情になれないところが尾を引いて苦しみ続けることになってしまう、そんな弱さが人間臭くて好きだなーと思った。

そして、なんといっても私の一番のポイントはアンジェリカ・ヒューストン!アダムス・ファミリー!!
一番しびれたのはブロスナンに銃の弾と馬の交換をもちかけるシーン。いやーいいものみた。あそこにこの作品のすべてがある気がするなア。人間そのもの、人間と人間、そして人間と自然。

確信的な言葉は何一つないけれど、いろんなことを考えさせられ、言葉をなくしていく。そんな話。
2011.05.17 Tuesday *** Movie / 01:34 / comments(0) / trackbacks(0)


はたらけ、ケンタウロス
 
いままでも一風変わったまんがはよく読んできたと思う。
イタリアの眼鏡初老紳士がそろったレストラン、家の中では裸でないといられない男、美人が故に不幸な女、イケメンなロリコンなどなど・・・。

でもまさか、ケンタウロスが人間世界に社会進出している世界のはなしを読むことになろうとは夢にも思わなかったわけで。

昔、小学校の写生大会で牧場に行ったときにはじめて生で牛と馬をみた。
牛にはスモッグ越しに背中をなめられたのでたまったものではなかったが、遠目からみる馬の美しさ、というのは本当に不思議なものだと思った。
どうしてあんなに毛並みが美しいのか。
きっと牧場で大切にブラッシングしてもらっているのだろうが、クセっ毛で後れ毛がでまくりの子供にとって、あの美しさは正直縮毛矯正という美的テクノロジーをしったとき以上の衝撃だった。
そして、本当に澄んだ目をしていた。

みていると、なんだかおかしな世界に入ってしまいそうな気がして、目をそらして一心不乱に牛を書いた覚えがある。私はきっとミケランジョロの彫刻をみるように馬をみていたのだ。だからこそ、みどりのマキバオーで一番好きなのはいわずもがなカスケードなのだと思う(シュワちゃんの声なので相当かっこよかったのもあるが)。

まあ・・・臭かったけれど。


私がいちばん好きなエピソードは、モデルとくつ職人のおはなし。
モデルの話を読んで以来、Poloのロゴがケンタウロスにみえてしょうがない。

そのほかのはなしも含め、フツーにケンタウロスが人間として描かれ、下半身は、たとえば人間で足が長いとか短いとか、目が細いとか小さいとか・・・と同じようなテイストで描かれているのが本当にいいと思う。人魚姫のたとえがでてくるけど、ディズニーのアリエルを海に住んでいる動物ではなく、心のどこかで人間の一人としてみてしまうのと同じだなア。

人間とケンタウロスに溝を感じない、すてきまんがです。
2011.04.30 Saturday *** Manga / 00:13 / comments(0) / trackbacks(0)


Billy Elliot
Watching Date:20110308
Victoria Palace Theatre


映画「リトル・ダンサー」のミュージカル版。
あの映画ではとにかくビリーのお父さんに泣かされっぱなしでしたが、バレエの先生との関係の方が印象的だったかな。あとビリーがちゃんとバレエ踊れてるってところも違った(笑)。

ただ、ちゃんと踊れるとリアルさがなくなるもんなんだなアと。映画見てるから比べちゃうってのは仕方ない上で言うことだけど、映画ではあまりたいしたステップが踏めないからこそ「いまの現実から未来へ飛び出したい」っていうビリーの表面にはでない、でもどうしてもにじみ出る思いがものすごい出ていたんだよね。それが踊れちゃうとねーなんか・・・しりつぼみだった。あと未来の自分と一緒に踊っちゃうところもねー。最後の最後にアダム・クーパーが高い飛躍を魅せてくれるのをみちゃうとねー・・・。もっとなかったのか、演出方法・・・って思っちゃうんだよ。

ただ、ミュージカル版はいまの現実から抜け出したいんだっていう閉塞感はあまり感じないんだよね。たまたま踊れちゃった男の子がいい先生に出会って、それに親も呼応してくれて、なんだかわからないうちに夢も持てて、さみしさを感じつつも環境ががらっと変わっていくのを感じながら物語が終わっていく。生々しい心理描写がミュージカルにあるわけがないわけがないし、ビリーの成長と炭坑の終焉があまりコントラストをもつことなく描かれていたからかもね。辛いことも楽しいことも歌で昇華していく、力強いステージでした。



この日は現地の高校生っぽい子たちが元気いっぱいで観劇してて、その日ロンドンになんとかたどりついた我々をよそにひゅーひゅーいっておりました。若さでもノリでもおいていかれっぱなし・・・。でもまア、本場で見るってこういうことだよね。素直に受け取って、それをステージに返す。日本人がたまには見習うべきものです。

それでも意識が飛びそうになったんだから、相当私疲れていたんだろうなー。前の席のおばちゃんに「みんなぐっすりだったわね!」って言われる始末だったし(笑)。まあ、なんとかふんばってみました。
2011.03.24 Thursday *** Stage / 21:58 / comments(0) / trackbacks(0)


ミカド



Watching date:20110311
English National Opera, The London Coliseum.


本場イギリスで日本が題材のオペレッタを見る。
なんか不思議な感じがするけど、まぁイギリス人の考える日本なので中国っぽい。トゥーランドットをみた中国人が複雑な思いをするのと似てるのかもしれない。そう思うと、蝶々さんって全然ちゃんとしてるな(笑)。ただ首相をおちょくったりしてるところをみると、別にイギリスのことを言ってるんじゃないぞってのを当時のジャポニズムブームでごまかした感じにも思えるし、まあいろんなことを思ったりして。

音楽を聴いていると、有名な作曲家だけをたどって西洋音楽史を学んだとすれば、どうにも19世紀につくられた音楽には到底聞こえないほど素朴で古典的なもの。バレエでいうジゼルとかレ・シルフィードを見る感じでしょうか。ジゼルは有名だけど、曲ってどんなのって聞かれたら絶対思いだせないし、何が見所かってダンサーの踊りに集中してしまう。ミカドもそのパターンに見えました。相当演技がうまくないと、歌うまいだけじゃ成立しない作品でした。声の表現ももちろん必要だけれど。

言葉ってリズムにのっていると思うんだけど、その国の言語のリズムっていうのが絶対あって、英語と日本語はかなりの違いがある。ほかの西洋諸国の言語ともやはり違う。アクセントや抑揚が違うからこそ、日本人って西洋音楽をどれだけ習得したところで、ものにできないんだなあと痛感してしまった。オペラでもバレエでも楽器演奏でも、間の取り方が日本人にはまねできない根幹があるんだなと。
台詞にしても、歌詞にしても、楽譜に書かれている音符や休符の間にある「間」を西洋人は自然に作り出せる。バレエなんか見ると、どれだけうまい人を見ても絶対に間がつめられない。だから豊かな表現ができない。「技術」っていう言葉に「間の取り方」という芸が含まれているのかどうかはわからないけれど、それがあってこその「芸術」なんじゃないのかなア。日本人がこの先西洋文化と対峙していく中で絶対に無視できない事実だと思うな。

あとENOみたいに日本も新国とかで日本語上演でオペラやればいいのにー。原語上演ももちろん大切だけれど。どうしても日本語になるとメロディーとの兼ね合いがあるから難しいのはもちろんだと思うけど、ここでやらないと新しいものには結びつかないと思うのよね・・・。

もちろん西洋の「間」を習得している日本人はいると思う。これはどうにもこうにもセンスかな。それとどれだけ早く日本を出るかなのかも(笑)。




そういえば、イギリスの劇場・ホールは飲食OKだし舞台・客席で写真もいいだねぇ(笑)。ROHとかはわかんないけど、ENOは写真とってる人たちにまったくスタッフが注意してなかったな。しかも、アイスが人気みたいで私も食べました。パッケージがENOになってて可愛いし味もうまかったー。


あと古参のレセプショニストがいて、優雅な身のこなしで席まで案内してくれました。日本人だと思ったからかわかりやすくゆっくり場所も教えてくれました。ジェントルマンなおじいちゃんで、微笑みもちょび髭も素敵!いい観劇でした。
2011.03.24 Thursday *** Opera / 21:34 / comments(0) / trackbacks(0)


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